寮対抗戦~マグルート鉱山~
運営チーム
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シナリオ形態
イベント
難易度
Normal
判定方法
エキスパート
参加制限
総合600以上
オプション
参加料金
50 SC
参加人数
10人~50人
優先抽選
50 SC
報酬
240 EXP
3,000 GOLD
6 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2022/03/19 10:30
プレイング締切
2022/03/24 10:30
リプレイ完成予定
2022/04/11
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

 マグルート鉱山。
 それはマグルートの神体と呼ばれている、巨大な鉱山である。
 内部は迷路のように複雑で、最深部にたどり着くまでに一日は掛かるとされている、そう――いうなれば巨大ダンジョン。
 そんな巨大ダンジョンに鏡神学園の生徒は挑むこととなる。
 おまけに今回は『寮対抗戦』が行われるらしい。
 寮対抗戦とは所属する寮に分かれて競う学校行事である。
 ルールは簡単。
 マグルート鉱山最深部である『神火の心室』に、一番早く到着した寮の勝利となる。
 ただし、気を付けろ。途中はモンスターがでたり、トラップが仕掛けてあったり、と危険がいっぱいだ。
 仲間と協力しながら踏破するといい。
 
 さて、前置きはこんなところにして、実際にどんな感じで進んでいくのか?
 各学科ごとに寮長を紹介しながら序盤の様子を見てみよう!


●降神学科の場合

 降神学科の寮長であるオーウェンは、神獣マニアである。
 図鑑に載っている神獣を暗記しているし、当然今回の目当てとなるマグルートのことも知っていた。
 ただし、マグルート鉱山に入ったことはなかったようで、彼は内部を見渡しながら慎重に進んでいた。
「マグルートは火と土を属性に持つ神獣だ。おまけに力の象徴ともされる神獣であり、獰猛で豪快だとされている。当然、神体であるこの鉱山も、熱くて劣悪な環境を想像していたが――なんだ。どうやらそうではないらしい」
 拍子抜けしたようにオーウェンは言う。
 鉱山内部の気温は高くはない。しかし、湿度が高いのかジメジメしていた。 
「まあ、快適とは言えないが、想像していた環境よりはだいぶマシだろう。さあ、クルハくん、私に続きなさい」
 そう言って後方にいる降神学科の生徒をキメ顔で呼ぶオーウェン。さすがは寮長の中の寮長。こうやって引き連れている生徒をちゃんと引率しようとするあたり立派である。このキメ顔にクルハも惚れ惚れし、最深部に到着したころには彼女の方から『正式に降神学科に所属したいです!』と申し出すに違いない――と、ありもしない妄想を膨らませているオーウェンであった。
 実際に、今のオーウェンの姿はクルハには惚れ惚れする姿に映ってはいなかったようで……代わりに怯えた声が返ってきた。
「オーウェンさんー……後ろ後ろー……」
 クルハはオーウェンの後方を指さす。
 空気を察したのかキメ顔を止めるオーウェン。一瞬にして真顔である。こういう時は高確率で何者かが背後にいるものだ。
 さて、意を決して振り返ってみよう。
『シャーーーーーーーーーーッ!』
 オーウェンの目の前には大蛇が存在していた。おまけに蜷局を巻いている。どうやら危険信号。
 ちょっと考える間が一拍空いて、降神学科の寮長は叫んだ。どうせならキメ顔をしておこう。

「さあ、クルハくん、私に続きなさい!」

「ええ!? それって一緒に戦えってことですかー!?」
「そうだ!!!」

 降神学科の場合、『鉱山スネーク』と戦うところから始まる。
 

●天空学科の場合

 天空学科の寮長であるシャルルには、寮長という役割に拘りはなかった。
 いつでも適任がいれば他に譲りたいぐらいだったし、こうやって多くの生徒を率いている今も『何故、俺がやらなければならないのだ』と疑問に思っているぐらいだ。
 しかし、いつの時も彼は先頭を飛び、自然と他の生徒が必死になって追いついていく形になってしまう。
 理由は簡単なことだ。彼に追いつける存在がいないから。
 今でこそ咎人という『肩を並べるようにして飛べる存在』がいるが、いつの時も彼の口癖はこうだった。
「勝手についてこい」
 そう数分前に呟いて、今に至る。
 どれぐらいマグルート鉱山を進んだろうか。幸か不幸か鉱山内は広く、具体的に言っちゃうとパジャモで快適に飛べるぐらい広かったので、調子に乗って飛ばしてしまった。
 シャルルは冷静になって後ろを見てみる。
「……………。後輩たちを置いてきてしまったか。これは……確実に俺が悪いな。いやしかし、もっと悪いのはパジャモで快適に飛べてしまうこのスペースだ。……お前もそう思うだろう? パジャモ」
 と、相棒のパジャモに同意を求めてみたが『クィー』と鳴き返すのみ。聞き方によっては『お前が悪いだろ』と言い返されているようにも思える。
「……仕方ないな。引き返すか。面倒だが」
 そう呟いて、シャルルは来た道を引き返そうとする。
 ――と。そのとき。
「うおおおおおおおおおおおおい!!!」
 大牙の声である。おまけに、超スピードでこっちに向かってくるではないか。
 ハハハ、なんだ、あいついつの間に俺に追いつくぐらいのスピードを――とシャルルがまんざらでもない感じで笑おうとするのだ――が。
 すぐに表情が曇ってしまった。そして嫌気が差す表情に変わり。ついには「面倒事を……」と呟く始末。
「寮長! 助けてくれ……巨大コウモリが振りきれない!」
「チ……詳しく言われなくても分かっている! 一瞬でも期待した俺が馬鹿だった……」

 天空学科の場合、『鉱山こうもり』と戦うところから始まる。


●召喚学科の場合

 召喚学科の寮長であるメロディアは、目の前の現実に悩まされていた。
 その悩みの種は主に、召喚学科に加わった生徒たちである。
 より明確に表現するのであれば『鎖神貴一』と『ベリトちゃん』両名。
 鎖神貴一とはやっとコミュニケーションが取れるようになってきたものの、ベリトちゃんという存在はどう扱っていいか未だにわからないでいた。
 というかベリト『ちゃん』て……。自己紹介で自分に『ちゃん付け』してしまうあたり危険な匂いがする。実際、咎人の敵である簒奪者らしいし。
「あーァ。ちょっとボク飛ぶの疲れちゃったよねェ……。なァ、メロたんさァー、ちょっと休憩しない?」
 メロディアの後ろを浮遊するように飛ぶ簒奪者ベリト。ちなみに『メロたん』というのはこの場で決めた即席のニックネームである。
「いや、まだ休憩しないし。全然進んでないでしょ。あと私のこと変な呼び方で呼ばないでくれるかな……。寒気がするよ……」
「アッハハハァ! 別にいいだろォ? お前はボクにミックスジュース奢ってくれた仲だしさァ」
 奢ってくれた仲……それを関係とは呼ばない。一方通行である。まあ、小娘と呼ばれるよりはいくらかマシだろうけど。
「フフ……ニックネームか。いい趣向だね」
 後からそう賛同したのは鎖神貴一であった。
 ちなみに彼はパジャモを抱えながら『ウィンドエフェクト』を使って飛んでいる最中。
「メロディア寮長、どうだろうか。私も一度、ニックネームで呼び合うという学生らしいことをしてみたいのだが? 可能であれば私のことを『サガミン』と呼んでもらっても構わない」
「いや、自分で自分のニックネーム提案しないでよ!?」 
 そのツッコミを聞いて一撃で『しゅん……』としてしまうサガミン。メンタル弱い系である。色々と学んで成長してきた鎖神であったが、どうやらメンタル部分の弱さは変わらないらしい。
 さて――。
 序盤の道中はこんな感じである。
 そんなこんなで、なんだかんだあって、途中サガミンがメンタルブレイクしたりして、メロディアがメンタルブレイクした鎖神に仕方なくニックネームで呼んだりして――

 ついでに目の前に巨大ネズミが現れたのであった。

「雑!? 雑じゃない!? ねえ、モンスターの登場の仕方雑じゃない!?」
 あと、あまり披露されていないが、メロディアはツッコミタイプの子である。

 召喚学科の場合、『鉱山ネズミ』と戦うところから始まる。

成功条件

条件1最深部にたどり着く
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1全ての学科が最深部にたどり着く
条件2-
条件3-

選択肢

選択肢1天空学科として参加 現在の人数13
選択肢2降神学科として参加 現在の人数11
選択肢3召喚学科として参加 現在の人数15

解 説

この作戦は三つの選択肢に分けて実行されます。

このシナリオは三つの寮に分かれ戦う『寮対抗戦』です。
マグルート鉱山の最深部である『神火の心室』に、先にたどり着いた寮が勝利となります。
誰か一人でもたどり着けばいいわけではなく、寮の生徒全員でゴールする必要があります。
競争する要素がありますが、一着になったからと言って報酬が増えるわけではないので、カジュアルに楽しむシナリオとなっています。
また今後も『寮対抗戦』は行われますが、今回選択した学科が今後も所属する学科に決まるという訳ではありません。
次回以降も別の学科を選択することが可能です。

このシナリオに参加すると、選択した学科の専用アイテム『学科修了証明書』が配布されます。
修了証明書を集めるとアイテム交換所で専用のアイテムと交換が可能です。
なお、当シナリオ以外でも配布されることがあります。

【特殊ルール】
このシナリオでは1ラウンド経過するごとに、全員のシールドの最大値が[30]減ります。
更に、クリーンナップ時によるシールド回復が行われません。
もしもシールドが0になった場合にはシールドブレイク状態となり、アクティブスキルが使用不能となります。
このシナリオで使用できる『休憩』を行うと、シールドの回復が可能です。

選択肢1.天空学科として参加
NPCとしてシャルル、大牙が登場します。

選択肢2.降神学科として参加
NPCとしてオーウェン、クルハが登場します。

選択肢3.召喚学科として参加
NPCとしてメロディア、鎖神、ベリトが登場します。

このシナリオは特殊なルールがあります。
詳しくは公開される特設ページをご覧ください。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「境界の神獣」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

また、本シナリオの参加者全員には選択肢ごとに交換用アイテム「修了証明書」をプレゼントいたします。

参加キャラクター

リプレイ公開中

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