元SGP精鋭分隊と、ハリウッドムービーヒーローな男
柏木雄馬
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シナリオ形態
ショート
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合900以上
オプション
参加料金
100SC
参加人数
4人~8人
優先抽選
50SC
報酬
300 EXP
5000 GOLD
10 FAVOR
相談期間
4日
抽選締切
2022/05/23 10:30
プレイング締切
2022/05/27 10:30
リプレイ完成予定
2022/06/07
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ

オープニング

※この連作は時系列的に「グランドシナリオ『常夜戯曲』の後、同『夜明けのカデンツァ』の前」──即ち『鎖神貴一捕縛後、イヴリン到着前』辺りを舞台としています。が、装備やクラスやスキルなどの時系列的矛盾は特に気にしなくてもいいです(



 元SGP精鋭分隊の面々と咎人たちが、天獄機関の超能力者・鬼柳周(きりゅう・あまね)とばったり遭遇し、デパート方面へと追い込んでいたのと同じ頃── 煉獄の超能力者・柊木佳南(ひいらぎ・かな)は『常夜』内にある病院の一室で、元SGP精鋭分隊リーダーの『尋問』を受けていた。
「で、今日一日、僕の部下たちの顔を全く見ていないんだが……佳南は何か知っているんじゃないかと思ってね?」
「えっと、それにつきましては、ですね……」
「ああ、分かっているとは思うけど、僕に嘘は意味ないよ?」
「うぅ……」
 リーダーはESP系の読心能力を持っている。もう隠し通す事はできないと観念した佳南は、脳裏で分隊の面々に謝りつつ、彼らが入院中の分隊長に内緒にしたがっていた事情を『白状』した。──家族の為に原隊への復帰を決めた彼らの仲間、ガエルとエフモントの為に、『手土産』となる『煉獄機関の超能力者』を捕まえに向かったのだ、と。
「ったく。あいつら、また勝手なことを……」
「いや、ボブ(副隊長)さんたちは貴方の身体を気遣ってですね……」
「分かっているよ」
 部下たちを弁護してくれようとする佳南を苦笑交じりに手で制し、リーダーはベッドから身を起こして隊服に着替え始めた。そして、まずはとにかく部下たちと合流しなければ、と、にっこり笑顔(←とても怖い)で佳南に道案内を『お願い』した。

 そうして辿り着いたのは、かつて多国籍軍が天獄機関に敗れた戦場跡。部下たちと同様にこの場で装備を整え直したリーダーは、ごく最近に発生した戦いの痕跡を付近で発見。部下たちが何者かと交戦したものと看破し、その跡を追っていった。
 やがて、リーダーと佳南は、遠くから響き渡ってきた銃声に足を止め、戦闘が行われていると思しき建物(なぜか戦車が正面入り口に付けていた)に当たりをつけた。
「あれは……放棄されたデパートですね」
「……!」
 リーダーは小声で(だが鋭く)佳南に隠れる様に指示を出した。オープンチャンネルで使用していた彼の読心能力が、こちらに近づく『思考の雑音』──即ち、意志ある存在の接近を感知したからだ。
 慌てて近くの建物の陰に隠れる佳南。リーダーは相手の注意を彼女から逸らす為、敢えてその場に残って相手の登場を待ち続けた。
 距離が近づくにつれ、読心能力が捉える『思考の雑音』は徐々にクリアなものになっていき……大まかにだが相手の素性と目的が分かってきた。
(……性別は男。所属は……煉獄以外。恐らくは天獄機関…… 追われている仲間を助けに来た……鬼柳というのが仲間の名前か? 十中八九、うちの部下が追っかけている超能力者のことだろうな……)
 間もなく、思考の主がその場に現れた。金色に染めた髪を短く刈り上げ、派手なスタジャンを纏った若い男──彼はリーダーが身構えているのを見ても特に驚くこともなく、ただ嬉しそうに「あんた、強ぇな」と破顔した。
「龍牙だ。あんたの名は?」
「……」
 相手の構え、言動、思考から、リーダーは目の前の男が『格闘家』か『喧嘩屋』的な人間であると推定した。対するリーダーは元SGP。軍隊的思考の持ち主だ。目の前の男も、目的の為に排除すべき障害の一つに過ぎない。
「ふん。つれねぇ奴だ」
 龍牙と名乗った男が身構える。直後、目にも留まらぬ踏み込み── リーダーは瞬時にその意図を読み込み、十分な余裕を持ってカウンターで応じようとしたが……龍牙の拳を避けることは出来ず、一撃で顎を打ち抜かれた。
「……!」
 愕然としつつ、脳を揺らされて倒れ込むリーダー。その光景を端から見ていた佳南は、信じられない思いで目を見開き、口元を両手で覆った。
(なんで……あのリーダーさんが一騎打ちで負けるなんて……!)
 一方、龍牙は明らかに落胆した様子で、「……あんたもか」とつまらなそうに呟いた。
「悪ぃな。気合とガンの飛ばし合いで負けた事は無ぇんだ。俺とやる奴はどいつもこいつも勝手にビビっちまう……そうでなかったのは鮫島のおっさんと、後は壬生沢と鬼柳だけだ」


 リーダーが龍牙に敗北を喫した頃── デパートの1階では、戦車の無力化を完了した分隊の面々と咎人たちにより、捕まえた鬼柳に対する尋問が行われていた。
「まず確認しておくが……お前は天獄機関の超能力者だな?」
「イイエ、私ハ煉獄ノ超能力者デス」
「嘘を吐くな。煉獄の一員なら逃げる必要は無かったはずだ」
「あー、あー、私の名前は鬼柳周、認識番号12078299……」
「いや、お前らに認識番号とか無いだろう……」
 後ろ手に指を結束バンド(デパートの売り場にあった)で縛られ、床の上に座らされながらも、飄々とした調子で答える鬼柳。そんな鬼柳の態度に余裕の様なものを感じたボブは、或いは奴には切り札が──この状況から逆転できる手札があるのではないかと考えた。
「……すぐにここから移動する。ヘンリッキ、先導しろ。チャック、お前は『触手』で鬼柳を拘束。隊列中央につけ。外の見張りに就いているイーヴォとドナトをすぐに呼び戻し、隊列のケツにつけて後方警戒に当たらせる」
 ボブの指示が出ると共にすぐに行動へと移る分隊員たち。ヘンリッキは銃を手に建物の出入口へと向かい、チャックの触手状念動力場に絡み取られた鬼柳が「どわあぁぁ!?」と悲鳴を上げる。
 ボブはまず、通用口の見張りに立っているドナトを無線機で呼び出した。だが、いくら呼び掛けても返事がなく……嫌な予感に囚われたボブは、急いで正面玄関のイーヴォへ繋ぐ。
「イーヴォ。ドナトと連絡が取れない。そちらから何か見えるか?」
「ちょっと待ってください…… ……ボブさん! 通用口前にドナトがいません! 戦闘の痕跡とかも何も……ッ!?」
「どうした?!」
 無線機越しにイーヴォの息を呑む気配を感じ、ボブは慌てて訊き返した。返事は無し。何かの打撃音と、無線機が落ちたような音がして……
 数秒後、それが拾い上げられる気配があり。そして、知らない声が告げた。
「鬼柳に手を出すな。殺したらお前らの仲間も同じ目に遭わせてやる」
「お前……イーヴォとドナトに何をした?!」
「二人じゃない。こちらが捕えているのは三人だ」
「何!?」
 追って連絡する。警察には報せるな──笑う様にそう告げて、襲撃者からの無線は切れた。
 直後、デパートの正面玄関から、息を切らせた佳南が慌てた様子で駆け込んできた。
「佳南!? どうしてこんな所へ……」
「リーダーさんにバレました! って、そんなことより! リーダーさんが途中で出会った誰かに負けて、連れ去られてしまったんですよ!」

成功条件

条件1龍牙に囚われた元SGP精鋭分隊メンバーの身柄の確保
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1鬼柳の身柄を確保した状態で成功条件を達成する
条件2-
条件3-

解 説

1.状況と目的
 状況はOP本文、目的は別項を参照。
 PCは、元SGP精鋭分隊の面々と行動を共にしている咎人の一人。
 OP本文前半の項については、佳南から話を聞く事で判明する。


2.舞台
 常夜内の放棄されたデパート。及びその周辺の市街地
 龍牙および捕らえられた者たちの所在は不明


3.龍牙
 OP本文も参照。現時点で詳細は不明

龍牙の超能力

『○○の○○』
 タイプ:○○
 タイミング:○
 条件:○○が○○に○○○生物の○、○○を○○に○○○いる生物の全てを対象とする
 強度:○○との○○による(○○ほど高強度)
 効果
  対象の○○、○○、○○、○○、○○を○○させる
  この○○による○○○○○○の○は、○○○○○の○○○(○○○○○と○○の○)により○○する
  この○○は、上記『○○』が○○されなくなった○○、○○される

『○○○の○○』
 タイプ:○○○○
 タイミング:○
 条件:○○と○○の○○が○○○○る
 強度:○
 効果
  対象に○○○○『○○○○』を○○する。『○○○○』が○○された対象は、○○の○○○○○○○○○○が○○される
  効果は○○の○○○○○まで(○○を○○○ことで○○の○○が○○)
  また、この○○○は○○○○○○に○○○○○できる


4.未捕縛の味方NPC

柊木佳南
 『煉獄』所属。おさげ一つ結びのメガネっ娘。元幼稚園の先生。
 合計トラック一台分の荷物を時速数キロで動かす、という戦闘には不向きな能力

ボブ
 元SGP精鋭分隊副隊長。アフリカ系アメリカ人。元外科医。
 自分が見聞きした、或いは想像した映像・音声情報を離れた他者に転送する能力
 咎人の通信術式の様な使用も可能

チャック
 分隊員。西欧系。セクハラ発言の割りに意外と甘い。弱虫とはっきりしない奴が嫌い
 念動力場製の触手4本を生み出し、操る能力
 強力かつ繊細。攻防共に有用

ヘンリッキ
 分隊員。北欧系。元教師
 1目標に対する強化・弱体能力

マスターより

 捕らわれた鬼柳を助けに龍牙がやって来た── というわけで、(シチュエーションだけは)たった一人で『悪』に立ち向かうハリウッドムービーヒーローちっくな龍牙を相手に、悪役チックな気分が味わえるシナリオとなっております(嘘 こんにちは、柏木雄馬です。
 とは言え、皆様には「勝つのは正義ではなく主役!」と声を大にして主張(プレイング)していただきたいところ。ヒーローっぽいという龍牙の立場も、ちょっと立場を変えて『誘拐犯』や『ホラーな怪人』と見做してやれば、多数側が常に悪役というわけでもなくなる不思議。
 そんなわけで、鬼柳は強力な敵ですが、是非ともこれを退けてください。
 皆様、よろしくお願いします。

参加キャラクター

  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
  • 透夜ma0306
    機械種|男
リプレイ公開中

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