セピア・リフレクション
運営チーム
Twitter
シナリオ形態
グランド
難易度
Hard
判定方法
エキスパート
参加制限
総合1200以上
オプション
  • 危険
参加料金
150 SC
参加人数
1人~25人
優先抽選
50 SC
報酬
480 EXP
12,000 GOLD
18 FAVOR
相談期間
5日
抽選締切
2022/05/28 10:30
プレイング締切
2022/06/02 10:30
リプレイ完成予定
2022/06/20
関連シナリオ
  1. オープニング
  2. 相談掲示板
  3. -
  4. 結果
  5. リプレイ
危険
このシナリオは難易度が高く設定されています。
戦闘により大きなダメージを受けてしまった場合、キャラクターの基本設定が忘却状態になることがあります。
基本設定が4つ全て忘却状態になると、キャラクター自身が死亡状態となり、ログイン及びコンテンツへのアクセスが制限されます。

オープニング

 目が覚めた時にメロディア (mz0094)が見た光景は、神獣が学園を攻撃しているところだった。
 鏡の形をした巨大な神獣が、光を放って暴れまわっている。
 見たこともない神獣に対してもそうだが、基本的に神獣が自分たち神使に被害を加えることはない――ので、メロディアは現状を受け入れることに時間が必要だった。
 けど、どうやら神獣は待ってくれない。
 容赦なく鏡から光が放たれる――!
 そうだ、私はアレにやられたんだ……と、数分前のことを思い出す。流石に二度も攻撃を食らうわけにはいかない、どうにかしないと――とメロディアが反応するよりも先に。
「防ぎなさいっ! パジャモ!」
「ぱじゃっ!」
 その声と共に目の前に現れたのは純白のパジャモ。目の前に光の壁を作りだし、敵の光線を正面から受け止める。
「白いパジャモ……?」
 この珍しい色のパジャモには見覚えがあった。
 学園長のものだ。
「呆けている暇はありませんよメロディアさん! 周りを御覧なさい。これは鏡神学園最大の危機です」
 鏡神学園最大の危機。学園長のヴェロニカ (mz0095)はそう表現した。
 メロディアはまだはっきりしていない頭を振りながら周りを見渡す。
 まずは巨大な鏡の神獣。それと、チラホラと小型の神獣も。そして――それと戦う学園の生徒たち。
「いけない! あなたたちが敵う相手じゃない!」
 思わず声を上げてしまった。そこで思い出す。自分は召喚学科の寮長だ。みんなを助けないと!
 思ってからメロディアは早かった。すぐに行動に移す。
「学園長、ここはあなたに任せます。私は――みんなを助けないと!」
「構いませんよメロディアさん。行ってください。その盾でみなさんを……お願いします!」
 メロディアは盾を握りしめ走り出す。みんなを助けるために。たぶん、学園長はみんなを『できるだけ』お願いしますと言いたかったのだろうけど、そんなことはさせない。『できるだけ』なんてさせない。誰も死なせたりはしない。
 その思いを胸にメロディアは細い剣を取り出し、指揮棒の様に振るう。
「いくよ! パジャモ!」


 その一方で天空学科の寮長シャルル (mz0092)はと言うと、鏡神学園から飛び出し、パジャモを全速力で飛ばしていた。
 理由はドライマナにいるオーウェンと咎人たちに学園の危機を伝えること。その伝令役を担っていた。
 本来であれば自分も学園で戦うべきなのだろう。ましてやオーウェンに助けを求めることなどもってのほかだ。しかし――そうは言ってられない。あの状況をは見るに自分一人でどうにかなるものではなかった。
 それに、一番早くパジャモを飛ばせるのは自分だ。ここは自分にできることをするしかない。でなければ、大勢の生徒が死ぬ。
 シャルルは自分にそう言い聞かせて、パジャモを更に加速させる。
「チィ……まさか俺からパジャモを急かすことになるなんてな……」
 そんなことは今までなかった。パジャモにもっと早く飛べと要求することなんて、初めてのことだ。そのぐらい自分の思うままにこいつは飛んでくれる。自分の相棒は優秀なのだから……と。
 そこで気づく。
 自分は焦っている……。
 学園が崩壊することに焦っている。今までの日常が壊れてしまうことに焦っている。
 だからパジャモを急かしてしまう。
 意外にも自分は学園のことを気に入っていたのだと、シャルルは自覚した。
「飛ばせパジャモ……もうひと踏ん張りだ」
 シャルルは更にスピードを上げる……が、どうやらその必要はもうないらしい。
 前方を見渡す。
 気づけば見慣れた姿の連中が近づいてくる。
 その中にはオーウェン (mz0093)の姿もあった。
 初めての感覚。だから奴に気づかれる前に、一言呟いておこうと……。
「まさかお前を見て、俺が安心するなんてな……」
 こんな言葉聞かれたら最悪だ。


 あたたちはドライマナから学園へと向かっていた。
 オーウェンの言葉が確かならば、今この時も学園は大変なことになっているはずである。
 鏡の神獣の襲撃。壊される校舎。倒れ行く生徒たち。
 半信半疑のあなたであったが、それはシャルルの姿を確認したことにより確信へと変わる。
 こんなところでシャルルと遭遇するはずがないからだ。
 オーウェンはすぐさまシャルルに問いかけた。
「おい……! 学園は大丈夫なのか!? 鏡の神獣は!?」
「な、何故お前がそのことを知っている……?」
 当然の反応だろう。しかし、そんなことを話している場合ではない。シャルルも話す手間が省けたと思い、言葉を続ける。
「鏡神学園最大の危機だ。今、学園長が戦っている。巨大な神獣が3体。小型の神獣が無数にいる。恐らく成体と幼体だろう」
 やはり、オーウェンの言っていたことは的中したらしい。
 あなたはすぐに学園に向かおうと促す。
「そうだな。……シャルル、詳しい話は道中で話してくれ」
「ああ、わかった」
 と、言いながら、シャルルはこの面子を見て思った。
 咎人は自分と対等なスピードで飛ぶからいいとして、オーウェンはそういう訳にはいかないだろう。
 そして数秒間考えながら。
「乗れ」
 と、自分が乗っているパジャモの後ろを指す。
「スピードで俺に敵うものはいない。だから乗れ」
 言い方はぶっきらぼうであったが、今のシャルルではそれが限界であった。
 対してオーウェンは難しい顔をしながら静かにうなずく。
「わかった。飛ばしてくれ」

 なぜ神獣による襲撃が行われているのかの理由は不明だが、彼らの行動により何が起こるのかはオーウェンにより予測されている。
 鏡神学園の校舎や寮などの施設破壊と、学園に居合わせた生徒の殺傷だ。
「ドライマナに集められていなければ、咎人も学園に居合わせただろうに」
 鎖神貴一 (mz0051)が呟く。襲撃を受けても咎人さえいれば何とかなったかもしれないが……。
「とにかく戻って、手分けして戦えばいいんだろ?」
「そうなるだろうね。今のうちに行先を決めておくのもいいだろう」
 焔城大牙 (mz0043)の言葉に落ち着いた様子で回答する鎖神。しかし、鏡神学園に通うようになってからまだ日は浅いが、鎖神にとっては大事な場所だ。
「受けた恩は返さねばならないな」
 こうしてあなたたちは学園へと向かい、鏡の神獣と戦うことになる。

成功条件

条件1全ての敵の撃破
条件2-
条件3-

大成功条件

条件1生徒の死者が10名以内
条件2校舎の破壊度を20%に抑える
条件3-

解 説

このシナリオには選択肢はありません。

鏡の神獣から学園を守ることが目的です。
また、生徒も同じように攻撃対象となっているので、できるだけ死傷者を出さないようにしましょう。
鏡の神獣(幼体)は咎人にとっては弱いですが、学園の生徒の中には戦闘能力の低い子供もいます。
彼らだけでは太刀打ちできません。
現在、学園の生徒は総数200名ほどですが、この時全ての生徒が学園内にいるわけではないので、100人程度が学園内にいる設定となります。
メロディアは生徒を守る為に動き回っているようです。

鏡の神獣(成体)は巨大な為、建物の中に入ることはできません。外側から校舎を攻撃しています。
一方で鏡の神獣(幼体)は小型なので、建物の中に入って校舎を破壊しています。

全てのプレイヤーが学園に駆けつけるところから始まりますが、既に班を組んでいても問題ありません。
また、初期位置も任意指定が可能です。
オーウェンはシャルルのパジャモに乗って駆けつけますが、到着すると別れて行動します。
オーウェンは学生寮に向かい、シャルルは訓練場に向かうようです。
上空から入りこむことが出来るので、必ずしも校庭から開始というわけでもありません。
手分けをして、できるだけ校舎を守るようにしましょう。


●敵情報

・鏡の神獣(成体) サイズ4
鏡神学園を突如襲撃してきた神獣です。
鏡から光線を放って攻撃してきます。
学園を襲っているので地面に近い位置にいますが、飛行能力を有しているので、いざとなれば浮遊して逃げることが可能です。
言葉を発しますが、意思疎通は不可能で、一方的に言葉をつぶやいているようです。
『校庭』『訓練場』『学生寮』にそれぞれ1体ずつ、計3体出現しています。
校庭では1体がヴェロニカと戦闘中です。
シールドなし。

・鏡の神獣(幼体) サイズ1
鏡神学園を突如襲撃してきた神獣です。飛行可能。
鏡から光線を放って攻撃してきます。
100体ほど出現。
シールドあり。

マスターより

ハイブリッドヘブンをお楽しみいただきありがとうございます。運営チームです。
こちらのシナリオはエピック「境界の神獣」と連動する内容となります。
エピックをクリアしなくとも参加は可能ですが、併せてお楽しみいただけますと幸いです。

また、本シナリオの参加者全員には交換用アイテム「修了証明書」をプレゼントいたします。

関連NPC

  • オーウェンmz0093
    神魔種|男
  • ヴェロニカmz0095
    神魔種|女

参加キャラクター

  • リコリコma0309
    妖精種|女
  • 天魔ma0247
    神魔種|男
  • シアンma0076
    人間種|男
  • 小山内・小鳥ma0062
    獣人種|女
  • リアン・シュトライアma0029
    人間種|女
  • サヴィーノ・パルヴィスma0665
    人間種|男
  • 伊吹 瑠那ma0278
    剛力種|女
  • 氷雨 絃也ma0452
    人間種|男
  • アナルデール・ウンディーニma0116
    人間種|女
  • アルティナma0144
    神魔種|女
  • リダ・クルツma1076
    人間種|男
  • 川澄 静ma0164
    精霊種|女
  • 白花・C・琥珀ma0119
    人間種|女
  • 天野 イサナma0022
    人間種|女
  • フリッツ・レーバma0316
    剛力種|女
  • 相澤 椛ma0277
    人間種|女
  • 山神 水音ma0290
    精霊種|女
  • 更級 暁都ma0383
    人間種|男
  • 高柳 京四郎ma0078
    人間種|男
  • マイナ・ミンターma0717
    人間種|女
  • 葉山 結梨ma1030
    人間種|女
  • 葛城 武蔵介ma0505
    神魔種|男
  • マリエルma0991
    機械種|女
  • 氷雨 累ma0467
    人間種|男
  • フィリア・フラテルニテma0193
    神魔種|女
リプレイ公開中

ページ先頭へ

ページ先頭へ