燦々と照る太陽。青空の先には地平線のように……と言うには若干狭いが、広大な土色が広がっていた。
マイナ・ミンター(ma0717)はその光景を生前を懐かしむように、相棒メルヒェンと眺めていた。彼を撫でる度に甘えるように彼女に首を曲げてすり寄る。
「こう見えて、生前は害獣とずっと戦ってきましたから」
その一言に込められた想いと力は、とてもとてもツヨイ。今回の防衛作戦は、全てこのマイナからの立案だ。
その傍らには、マイナに仕えるはマリエル(ma0991)。そして、白花 琥珀(ma0119)。
三人と顔見知りのピーツは、植物成長用の機械を調整しながら普段から感じない程に淡々と応える。
「よろしく頼むわ……絶対護るで、これがだい一歩なんや」
彼女達は何故、この農作物にこれ程にピーツが力を入れているか良くわかっていた。
「白花さん山神さんよろしくな……二人が居るなら俺は攻勢に出ようか」
「此処は僕に任せてよ! どんな相手でも此処は通すつもりは無いよ!」
既に虹色に染まる毛先を揺らしながら、山神 水音(ma0290)がトンと胸をはる。心強い、とばかりに高柳 京四郎(ma0078)は頷いた。
「わふわふ。事情はわかんないけど、とても困っているのはわかった」
困っている人がいる。葉山 結梨(ma1030)には、それだけで理由と言うには充分だ。義妹の結梨、友達のマリエルと共に鳳・美夕(ma0726)もこれに応える。
「一緒にやるぞ、結梨」
「私も家庭菜園やってるから任せて!」
「それは、ちょっと違うような?」
●成長は羽音と共に
今は何もない。だが、ここは数分の内に作物が一気に芽生え、それを断ち切らんとする天敵達で溢れかえるのだ。
「ほな、行くで。戦いの始まりや!」
ピーツが配置につき、ボタンを押してONにする。畑にあまり大きな変化は見られない。違いがあるとすればスプリンクラーが働き水を撒かれ、ヒーターで温度が調節され始めていることくらいだろうか。
が、それも数秒のこと、何もなかった土より、芽が土を持ち上げそのもたげた首を天に伸ばす。
まさに、生命の神秘。このままずっと見ていたい欲はあるが、『彼ら』はそれを許さない。
「凄い数ですね……。空がもぞもぞ動いてるみたいで気持ち悪い……」
羽の音と鳴き声に琥珀は眉を潜める。だが、これはまだ序の口。
「大地に風、木々や水よ。僕の求めに答えて欲しいな」
水音は巨大化し、自然会話で木々の声、風のざわめきを聞く。
「うん、わかったよ彼方だね」
マリエルは、地中を物体透視で探る。一見すれば、変化のない土中だが……
「マリエル! モグラ、どこ!」
「見えました、あちらに群が二つ」
そう応えれば、少女は素早く護法陣の詠唱を開始する。万が一に備え、マイナお嬢様と仲間達に施すつもりだ。
その声にいち早く反応したのは美夕。彼らの前に立ちはだかれば、神剣を片手に彼らを煽る。自分にモグラを注目をさせ、仲間にまとめて攻撃しやすくさせる為だ。
「さぁ、来なさい……え、ちょっと!!」
が、元より抵抗高めのモグラが、更に群を成しているためか彼女の挑発は綺麗にスルーされる。
「待ちなさい!」
踵を返し、美夕は閃光と化して群れの中を駆ける。斬撃に散るモグラ達、だが半分は『運悪く』刃は手応えなく土を叩くのみ。
「じゃあ、お手伝いしないとだね! 張り切って行こー!」
溢したモグラはそのまま、畑へと近付く。だが、結梨はそれを逃さない。見事にシールドを斬撃にてかち割り、畑手前でそのモグラは気絶したのだった。
此方は鳥類達が今にも啄まんとするヨダレをたらす小麦畑。たくさんの芽吹きへとスズメの群が列をなす。
「そうはさせない!」
一番に動いたのは京四郎。まだ天敵達の層は薄いと見たためか、オーラを刃より発してシールドを薙ぐ。
瞬間、まるで蜘蛛の子を散らすように、又は催眠術が解けたかのようにスズメは青空へ飛び去った。
「そっちは僕に任せて!」
体躯に祖霊を纏わせながら水音は、魔法の矢を放ち、さらに追い討ちにファミリアを放つ。ケセランパサランのふわりとしたタックルにて、シールドは剥がされる。
これで、今は一先ず陽光が作物を照らすだろう。
だが、それもまた一瞬。直ぐに空を覆い尽くす彼らが飛んでくる。
ふと、何気なしに琥珀がピーツと小麦畑に目をやる。すると、目の前に信じられない光景がそこにはあった。
なんと、ピーツが麦の若い芽をローラーで何度も潰しているのだ。思わずぎょっとした琥珀は、急ぎ耳に手をあて機械を弄くるピーツに通信を入れる。
ザッ
『ピーツさん!! なぜピーツさんが麦を傷付けているんですか!?』
『あれか? あれはな、麦踏みっちゅー立派な作業や』
ピーツが語るので、少し説明しよう。麦はある程度芽を出してから、何度も踏みつけるとそのぶん強くなり、根をしっかり張って、実の数を増やす。
今はぺっちゃんこだが、その内グングン雄々しく育つのだそうだ。
『だから、心配せんでもええんやで』
『なるほどです。わかりました、麦って強いですねー』
そして、再び二人は通信を切り、琥珀はスズメへと向かっていった。
●
あるものは、その時のために個数を減らすことに努力し、あるものは範囲技で全てを吹き飛ばし、隙を見てはスキルを補充する。
未だ聖域(畑)に踏み入れた天敵達は彼ら咎人の努力の結果いない。
テンサイが縮れた葉を伸び囃し、小麦の穂の色が褪せり花が咲き始めた頃に、その状況は一変した。
水音の自然会話が無くともわかるだろう。ギャーギャーとざわめく鳴き声に、漆黒の弾丸達が小麦畑にやって来た。
「来たで、カラスや。ほな、護衛頼むわ」
テンサイのうねの側、気絶していたモグラがピクリと身をたじろがせ、再び動きだす。
勿論、先程畑付近にて結梨に気絶させられたモグラも復活していた。
「ターゲット、ロックオン」
土の中、蠢くモグラ達にマリエルは一気にいくつもの標準を付ける。瞳の奥の機構は奴等を逃がさない。
「発射」
霊符を真上に散らばらせ、頭上より光線を放射する。
確かにその攻撃は当たった。
しかし、シールドを割るまでには至らない……だが、それで構わない。
「今です、お嬢様」
マリエルは金色の瞳で天を仰ぐ。その先には、中空にて停止しメルヒェンにまたがるマイナの姿。
「なるほど、マリエルのお陰でだいぶ見えるようになりましたね」
先程のレイは、攻撃と言うよりは上空にいる主への目印を意味していたのだ。
火槍を片手にメルヒェンを切りもみ飛行させて、モグラの群れに突撃する。
「我が黒翼に神宿せ。参りますよメルヒェン。悪さする子に、鉄槌を」
きゅー!!
モグラの頭上ギリギリを通りすぎ、風圧で一気にシールドを次々と割ってゆく。
が、それでも全てをカバーしきれない。残った一群れが畑へと一斉に体を向けたが。
「いい加減に効いてよ! この土の竜」
美夕の渾身の挑発(?)にモグラ達は何事か、と彼女のいるモグラ畑へと引き返す。なんと『運が悪い』。
ヒュンッ
一直線。不退なりし一輪を詰んだ、鮮花閃光の煌めきがモグラ達を地中から引きずり出す。勿論、既に気絶したモグラに傷は付けない。
「お腹が空いてるなら後でごはんあげるから今はおとなしくしてね」
結梨の通過した後に残るのは、気絶したモグラのみ。
美夕はテンサイを一瞥する。収穫にはもう一押しと言ったところか。彼女は少し遠いところにデコイを設置しながら、結梨に向き直る。
「結梨そろそろじゃないかな」
「わふう、わかったよ」
小麦も小さかった穂が膨らみ、風に揺れてその身をしならせる。天敵からしてみれば、まさに鼻先にご馳走がぶら下がっているに等しい。
「いくよ、嵐よ巻き起これ!!」
巨大化した水音の体躯に祖霊の力を帯びた暴風に、小柄なスズメはなす術もなく風に身を委ねる。
遠く聴こえる爆発音。琥珀は自らに神降ろしとMポッドを振り撒いて、即発動させた爆発が天敵のシールドに傷をつける。
「攻撃でびっくりして帰ってくれれば良いのですけど」
大鴉ヴィゾーヴニルにその身を預けて彼女は空を巡る。
後に続くは、京四郎。Dステップで一気に距離を詰め、彼の周囲に飛び交う刃がシールドを砕き虚を突く。
「流石ですね、京四郎さん」
「白花さんもね。けど、そろそろスキルが切れそうなんだ」
京四郎は肩を揺らしながら、能力の減少を感じていた。スキルを補充する術を持たない為か、誰よりもスキル切れが彼は早かった。
範囲技はまだ持ち合わせているが、あまり無駄撃ちはしたくない。
もしもの為に、ファイヤーフラワーは持ってきている。が、これも効く保証はない。
実際、サイズ差のためか、或いは知性の為か全体的にBSの効きが弱いのだ。
どれ程の時間が経っただろう。無限に出現し空飛び交う天敵達に、無限に近い覚醒をするモグラ。
だが、実際は数分の出来事。
そして、先ず甘き地中の恵みにその時が――
「よっしゃ、テンサイの収穫開始や!!」
ピーツが機械を停止し、勢い良く立ち上がり、その声にマリエルはデコイを準備する。
「いくよ、結梨!」
「――フィンブル、解放。全能力を以って、対象を無力化します」
結梨と美夕は手を合わせ、まるで呼応したかのようにその身に青白い光を衣とする。
先ずは最初に、大掃除。極光をその身に帯びて、同時に唱えておいた無垢なる極光をモグラに浴びせる。
駆ける極光。だが、終わらない。
「我ら、豊穣騎士!ここに、爆誕!!」
収穫を重視した此度の結梨は百花騎士改め農家騎士あるいは農耕騎士
か豊穣騎士。
それは史上初(?)の蒼極光を農作業の為に使う騎士である、と心の中で彼女はナレーションをする。
自らを青白い閃光とし、結梨とクロスする形でモグラのシールドを散らす。
一方でマリエルは、デコイを置き終えた……までは良かったのだが、余計な先客を連れてきてしまった。
カーカーカー!!
「くっ」
何と小麦側にいたカラスの群を連れ込んでしまったのだ。思わぬ形で啄みに合うも、龍鱗がそれを許さない。
「呪いは、そう上手く決まりませんか」
「大丈夫ですね。マリエル」
そのカラスをマイナとメルヒェンが追い払う。
「はい、行きましょう皆様」
「マイナ、あとはまかせたよ!!」
空より飛来した黒翼は、普段の優しさをひた隠しにし、地のモグラへと嘶きを見せる。
「さあ、この令嬢を取るなら、地上にいる間ですよ。おいでなさい」
こうして、マリエル、美夕、結梨、そしてピーツはテンサイ畑へ向かい、腰深くを屈めた。
「一人、一むね収穫な。」
マリエルは大きな葉っぱを掴み、グイっとその泥だらけの野菜を掘り出す。
大根なのだからきっとその実は長く掘り出すのに一苦労するのだろう、と思っていた。
「あれ、これはカブ?」
が、目の前にある野菜はどう見ても大根ほど長さはない。もしや、間違った種が混ざっていたのか、と不安そうにピーツに問う。
彼女は収穫の手を休めることなく、その質問に応える。
「ちゃう、ちゃう。テンサイは元からそんな形なんや。その形からシュガービートなんて呼ばれ方もするらしいわ」
実際、半分に切ると年輪のような模様があり、それがビートそっくりだとピーツが軽く溢す。
「まっ、実際はほうれん草の仲間らしいんやけどな」
そう話す間にも、美夕と結梨はそれこそ耕運機かと言える速度でテンサイを引っこ抜いていた。
「いくよ、いくよ、いくよー! 名付けて農極光(アグリカルチャー・オブ・テラス)」
「そりゃそりゃそりゃそりゃ! 更地にしちゃうよ」
目にも止まらぬ速さとは、まさにこのことか、とピーツはその収穫と言う名の芸術を目で追う。
「……あっちゅう間やな」
「ピーツさん、私達も急ぎましょう」
復活したモグラは、スターフォールとゲイルダイバーの併せ技でマイナ一人で見事に殲滅していた。
しかし、たわわなる黄金の実りを未だ護衛する三人は、なかなかに苦戦していた。
「このっ、すばしっこいな」
その身にナイトメアの力を宿した京四郎。これでかなり素早く行動は出来るのだが。
カー
カラスは更にその先を行く。その体を翻し、二隊に別ち彼の頭上高くを越えていく。
虚空閃が切れてしまった今。散らばった相手にはこの手しかない。
「久々のナイトブラッドだが感覚は忘れてないな……Fレイン!」
ナイトメアの力にて連続した魔法のつぶてが、カラス達に当たる。だが、威力が足りないのかそれだけで彼らを追い払うには至らない。
「まずい! 小麦が」
天高く飛ぶカラス達を、地に縫いつけられた京四郎は見送るしかない。
そこで動いたのは琥珀だった。舞傘をクルリと回し、きらりきらりと自らに輝きをまぶす。
「攻撃はさせません。光物、お好きでしょう?」
柔和な微笑みを浮かべ目映い光に包まれる琥珀へ、本能には逆らえないのか徐々にカラス達は光に引き寄せられる。
そこへ傘の石突きをゆっくりと向けて……
「お帰り下さいね」
楔が天空より突き刺さる。別れたことで、サイズも下がっていたカラスにその攻撃は良く効いた。
カァァァァ
まるで、天罰でも受けたかのように、カラスは怯えるように一目散と逃げ出したのであった。
同時に、水音のファミリアがスズメ達を追い払う。
「取り敢えず、追い払えたかな?」
その時だ。ピーツより全員に通信が入る。
ザッ
『テンサイの収穫完了や! ウチはそっち行くで』
「よし、俺達も収穫に行こうか」
「うん! 風も水も、早く収穫を待ちきれないって言ってるよ!」
こうして、京四郎達は素早く麦畑へと踵を返す。同時に二つの青い白光が通りすぎるのを三人は見た。
「Tトルネードで一斉に収穫できれば楽だな……やってみる、か?」
「いや、止めておくんやな。風圧で籾がぶっ飛んだら本末転倒や」
ピーツが、刃物を持たない琥珀と水音に鎌を渡しながら京四郎へとそう応える。
「わかった、なら二刀流にしようかな……」
水音は巨大化しつつ、風を文字通りに味方にして鎌を振ってゆく。
「こうやって、根元から……うん後は力をこう……だね。ありがとう♪」
腰を屈め、大量の麦束を両手に抱えて琥珀が荷車に移す。まだ、始まったばかりだと言うのに慣れない体勢の為か、腰がキシリと悲鳴を上げていた。
「日舞で足腰は鍛えてるつもりですけど、収穫作業って大変ですね……でも、急がなくっちゃ……!」
ぐう、と腰に手を添えて彼女は背を伸ばす。
マイナは収穫と言うよりは、上空からの指示及び運搬を担当していた。
生前を施政者と称する彼女には、相応しい立ち位置と言ったところだろう。
「京四郎さん、そちらの麦はあちらに。ピーツ、麦を乾燥する場所の確保はありますか? 水音さん、後ろに麦があります。気を付けて」
メルヒェンから身を乗り出し、彼女は的確に指示を行う。
一方でマリエルは刀を携え、すっかりモグラ達が消えた地を全力で走り抜ける。
前方には、カラスの黒い像が彼女の瞳と言うレンズに入る。これが最後の一手、皆出し惜しみはしない。
「ロックオン……発射します!」
再び天敵の頭上に、的確な狙いを着けた一撃が落ちる。
「そーれ!」
そして、地上よりの箍を外せし美夕が空を駆け抜け……
「もう少しだから、大人しくしててよー!」
結梨の凍てつく星の華が咲き、近場のスズメ達をその場から散らしていくのだった。
「っしゃあ! 麦の収穫もおわたでー!!」
●命在る実り
ほどなくして、鳥達も目標を失くしたのに気が付いたのか、まるで何事もなかったかのように、生きた茶白と黒の靄は消え去った。
京四郎は両手の武器を鞘に納めながら、大きく息を吐いてから両手拳を空に突き上げて伸びをする。
「ふぅ、最近殺伐とした異世界巡りが多かったしな……良い気晴らしだ」
華火の出番がなかったのは、少し寂しいが、それだけ上手くいったと言うことだろう。
「彼らは飢えているでしょうか。餌は与えないほうがよいのですか?」
マイナは天敵達を消えるまで見送りながらポツリと呟いた。それに応えたのは、勿論小麦のはさ掛けの準備を行っていたピーツだった。
「その必要はないで。別に食い扶持が足りへんワケやないから」
彼女が言うには、この島の動植物には酷い偏りがあるわけではなく。天敵、害獣がいないワケではないが普通に生活しているとの話だ。
「んー? なら何であんなに寄って来たの?」
首を傾げる結梨に、ピーツは少し考えてから、ふざけたようにニヤリと笑って見せた。
「せやなぁー機械により急成長させた植物が、電波で鳥さん達を操ったのかも知れへんなぁー?」
「わふっ!? そんなことが」
「わからへんよぉ? 急成長して植物が知性をもったなんてこともあらへんとも……」
「ピーツ、もうその辺にしよう。考えると食べられなくなっちゃうよ」
話に都市伝説的な怪しさが垣間見えたので、美夕がそこまで、とピーツを制した。
琥珀はカゴいっぱいのテンサイを興味深そうに覗いて、数を数えていた。
「これが砂糖になるのですね」
「せやで。このままじゃ食えへんから、よーく煮詰めて液から精製するんや」
実のところ、サトウキビと比べるとテンサイから取れる砂糖の量はそれほど多くはない。それでも、ピーツがテンサイの砂糖を選んだのは、その栄養価を必要としていたからだ。
(それに、地中のがあの力を少しでも多く取り込めるかも知れへんしな)
「ピーツさん、クッキーねこちゃんの事、宜しくお願いしますね」
深く頭を下げる琥珀に、ピーツは珍しく本当に力強く頷いた。
「ウチが出来るのは、材料までや。後の菓子はそちらに任せるで」
へらり、と棒を立て掛け麦の乾燥準備を終えたピーツが琥珀に対してそう笑う。その様子を眺めていた水音は、ピーツから先程のピリピリした空気がすっかり消えていたように思えた。
「そういえば凄く真剣だったけど収穫したの何に使うの?」
「複雑で詳しく言うと長い話になんやけど、…せや、生み出した命の責任を背負う為や……とでも言っておくわ」
「???」




